経営者・管理職必読!100人のチームを束ねるリーダーシップとは

便利術編

上司・部下などの人間関係について悩みはありませんか?今日は、そんな悩みを少しでも解決できる記事を書いていこうと思います。タイトルにもあるように、100人規模のマネジメントをしてきて得られた経験やつまづいた時に実際にしたアクションプランなどを書いていこうと思います。ぜひ見ていってください。

心がけるべきは常に相手を起点におくこと。

コミュニケーションといえば「相手の立場に立って」とか「相手の気持ちを思いやる」とか「思いやりの気持ちが大事」など言われますよね。心理学を応用したテクニックも使われたりしますよね。ペーシング(話す速度や声の大きさなどを合わせる)やミラーリング(鏡のように真似る)などがよく使われる手法です。

ですが、知識は持っているけど使えていなかったり、その日の自分の体調などのコンディションに左右される事などはないでしょうか?実際に自分はありました。「なんで頭では理解しているのにできないんだろう?」と考えたことがありそんな時に会社の研修で学んだ知識がこれです。

【常に相手を起点におくこと。】

断言します。これさえ意識していれば、9割が上手く行きます。

どういう事?と思うかもしれませんが、例をあげると自分が上司・部下の人にお願いをする時に「〇〇をしてほしい・〇〇してもらえませんか?」という言葉を使うと思います。さてこれは、自分が起点でしょうか?相手が起点でしょうか?

答えは自分が起点です。自分が〇〇をして欲しいから、この伝え方をしてしまいがちです。

ですが、相手には相手の仕事や取り組んでいる事があったり、考えていること(思考)があるかもしれません。その相手の行動や思考を一旦止めて、上司は指示をする事、部下は相談している事を理解しなければいけません。人の時間は有限です。何かを依頼する際は人の時間を頂いている認識を持つ事がとても重要です。ただただ人の時間を奪う人は死神です。

クッション言葉を使用する

では、ここからが実践編です。

まず先述の通り、人に依頼・お願いをする時には相手を起点に置くでしたよね。

そこでここから先に進む為に重要なポイントがクッション言葉です。

クッション言葉とは、本題に入る前に使う言葉です。例えば、電話口の相手に「今、お電話大丈夫でしょうか?」とか、「お忙しい中恐れ入ります」とかですね。このクッション言葉を使用する事によって、相手は話を聞いてくれる姿勢モードへと入ります。いきなり本題に入るのは自分が起点となります。自分の要件を伝えたいからですよね。そこをグッと堪えて、相手の今置かれている状況を想定して「今、大丈夫ですか?」など先に相手を起点にした言葉づかいをしましょう。

相手の表情を見る・確認する

人は感情の生き物です。感情は切っても切れない関係です。毎日、ご機嫌の人も身近な人の不幸があれば悲しい気持ちになりますし、普段不機嫌な人も何かいい事あれば、表情は緩んでいたりします。毎日の変化ですので、毎日注意深く見る必要がありますが、そこに気付けるようになれば人生がイージーモードになる事間違いなしです。また、日頃からのコミュニケーションの「入り」が大事です。

一番手軽に出来てコスパがいいのは挨拶です。

挨拶だけでなく必ず1言付け加えましょう。「〇〇さん、おはようございます。」のように名前を一緒に呼ぶ事や、話を広げるなら「〇〇さん、おはようございます。(表情を見て)何かいい事あった?何か良くない事あった?」などもいいですね。もちろんそこから話すかどうかを決めるのは相手ですので、相手の発言に耳を傾けましょう。最初の頃は、名前を呼ぶ事+挨拶から始めるといいと思います。

結局これにつきます。【傾聴力】

コミュニケーションを取り始めれるようになると、起きがちな事の映えあるTOP1は「自分の事を話す」です。(私調べ)やはり人には本来備わっているであろう、承認欲求が良くも悪くも邪魔をしてきます。会話はキャッチボールと言われていますが、これは本当にその通りです。相手がボール(話)を投げたら受ける。自分のボール(話)を投げたら、相手に取ってもらう。世間一般で言われていることです。

これらを踏まえて例をあげると、こちら側の投げるボールが見当違いの暴投を投げている(相手が求めていない内容)事や球威が強すぎる(話す熱量)事や、相手はただ返球してくれているのに、自分だけピッチング練習のように全力で投げている(自分主体の話し方)

ここまでで、お察しの方も多いかと思いますが、原点に戻り相手を起点に置く事です。

・自分が暴投(見当違いの球)を投げるのは相手に投げる先(話すゴールや目的)を伝えていないから

・球威が強いのは、自分の話したいことだけを話しているから相手は苦い顔をする

・自分主体で話しているから、相手は話せず辛い思いをして自分から離れていく

話す時に、自分ばかりになっていませんか?思い当たる人は一度立ち返って見てください。

そこで大事な能力が【傾聴力】です。前置き長い!って思った方。ここまで読んでくれてありがとうございます。これでラストなので、お付き合いください。

傾聴力とは読んで字の如く「耳を傾けて聴く」という事です。相手が話したい事を聞くのはもちろんですが、調べるといいことが書かれていました。【心も相手の方に傾ける】と。

具体的な手法としては、以下のような方法があります。活用してみてください。

・相づち・うなずき

・伝え返し(相手の言葉を理解し、できる限り相手の言葉を使って伝え返す)

・目を見て、相手の話に共感しその内容によって相手の求める表情を意識して聴く(悲しい話なら悲壮な顔、嬉しい話なら笑顔など)

これらを駆使して、少しでもコミュニケーションを円滑にしてもらえればと存じます。始めは5人くらいだった規模のマネジメントもいつしか100人規模まで増えました。沢山の人と出会い話をすることで、かつては苦手だったコミュニケーションもいつしか得意と言えるほどに成長することができました。その根底にあるのは、今まで出会って様々な事を教えて下さった方々のおかげです。本当に感謝です。

自分自身の経験談を書きましたが、自分を追い込みすぎて疲弊しないようにする事だけは気を付けてください。あくまでも、利害関係が一致し同じ方向に向かって進む会社のあり方をベースに書かせていただきました。一部の人には通用しない事もありますし、プライベートでも活用すべき!とは胸を張って言える方法ではありませんが「自分が話すより、聴く方が楽」という感覚が得られるようになればもう大丈夫と言えるでしょう。

少しでも皆様のご不安を解消できれば幸いです。ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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