最近どんどん暑くなってきましたよね。「ちょっと暑いくらい平気」と思って外に出ていたら、急に気分が悪くなった…なんてことはありませんか?それ、もしかしたら熱中症のはじまりかもしれません。
実は、熱中症で救急搬送される人は毎年数万人にのぼります。2023年のデータでは、5月〜9月の間に全国で約7万人が搬送され、その中には10代の若者も多く含まれていました(※総務省消防庁調べ)。
今回は、誰にでもできる熱中症対策と、持っていると便利なグッズ5選をご紹介します。
■熱中症ってどんなもの?
熱中症とは、体が暑さでうまく体温調整できなくなり、体の中に熱がこもってしまう状態のことです。
症状には、こんなものがあります:
- めまい・立ちくらみ
- 吐き気・頭痛
- 汗が止まらない or 全く出ない
- 意識がぼんやりする
放っておくと、命にかかわることもあるため、早めの対策がとても大切です。
熱中症で病院を受診した場合の費用は、症状の重さや受診する医療機関によって大きく異なりますが、以下におおまかな目安を示します(日本国内・保険診療の場合)。
■軽症(熱中症の初期症状、点滴のみなど)
- 初診料+診察料+点滴代:
おおよそ 3,000〜5,000円(自己負担3割の場合)
■ 中等症(脱水が進み、検査や点滴が必要)
- 診察料+血液検査+点滴+薬代:
おおよそ 5,000〜10,000円程度
■重症(意識障害・入院が必要なレベル)
- 救急搬送+入院+検査(CTなど)+治療費:
1日入院あたり 20,000〜50,000円以上になることもあります
→ 高額療養費制度が適用されるケースあり
★ポイント
- 健康保険が適用されている前提です(自己負担3割)。
- 救急車は無料ですが、救急外来の加算で費用が高くなる場合もあります。
- 高齢者・子ども・生活保護など、公的助成がある場合はさらに軽減されます。
■すぐにできる!熱中症を防ぐ5つの基本
①こまめな水分補給
のどが渇く前に水を飲むのがポイント。運動しているときは、塩分も一緒にとるようにしましょう。スポーツドリンクや塩分タブレットが◎。
②エアコンや扇風機を我慢しない
「電気代が…」と思うかもしれませんが、熱中症になって病院に行く方がよっぽど大変。温度は28度以下が目安。
③外に出るときは帽子や日傘を使う
直射日光を避けるだけで、体温の上がり方がかなり変わります。
④暑い時間は外に出ない
特に午後2時〜4時は1日の中で最も暑く、熱中症のリスクが高い時間帯。
⑤夜更かししない・朝ごはんを食べる
意外かもしれませんが、体調が悪いと熱中症になりやすくなります。睡眠と栄養は立派な対策!
★持ってて損なし!熱中症対策グッズ5選
ここからは、便利な「熱中症対策グッズ」を5つご紹介します。どれも1,000円〜5,000円くらいで手に入るので、学生でも買いやすいですよ。
ネッククーラー(冷却プレート付き)
電源を入れると冷たくなるプレートが首元を冷やしてくれるアイテム。体温を素早く下げてくれるので、屋外イベントや通学にもおすすめ!いろんな色がありますので、ぜひお気に入りの色を選んでくださいね。

塩分補給タブレット
ラムネのように食べられて、塩分・ミネラルを簡単に補給できる。コンビニや薬局でも手に入るし、部活の前後にぴったり。

冷感タオル(濡らして使うタイプ)
水で濡らして絞ると、何度でもひんやり!首に巻いたり、顔を拭いたりできるので、運動部や体育の授業におすすめ。

子供さんはキャラクター付きの方が気に入って使ってくれるかもしれません。うちの子のお気に入りはサンリオのクロミちゃんです。

携帯型ミストファン
ミニ扇風機に水を入れて、ミストを出せるタイプ。風と一緒に水しぶきが出るから、気化熱で一気に涼しくなる!お値段もピンキリですが、安物買の銭失いはショックですよね。ある程度レビューなど見ながら買うことをお勧めします。アマゾンのオススメ貼っておきます。

熱中症アラート付き温湿度計
「今の温度や湿度が危険かどうか」がひと目でわかる便利アイテム。自宅や部室に置いておくと、自然と目に入り予防意識が自然と高まりますよ。

■まとめ|「自分は大丈夫」が一番危ない!
「若いから平気」「部活で慣れてるから」…そんな油断が、一番危険です。実際、10代でも毎年多くの人が熱中症で病院に運ばれています。
でも、ちょっとした意識や便利グッズで防げるのが熱中症のいいところ。
今年の夏は、正しい知識と対策を味方にして、元気に乗り切りましょう!
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